「人間関係で疲れた」という方へ|心理カウンセラーの4つのアドバイス

人間関係で疲れた

職場の人間関係、習い事や友人との関係、、

私達は、日常生活で人とのお付き合いは欠かせないものです。

日々の「人間関係」に悩まされることなく人付き合いができたら、どんなに楽でしょう?

この記事を読んで、少しでもあなたの気持ちが楽になり、人とのお付き合いが楽しくなってくれたら嬉しいです。

目次

人間関係に疲れてしまう人の特徴

「人間関係に疲れる」と言っても、いろんな悩みの種類があると思います。

悩みごとに状況、理由を考えていきましょう。

1.自分がどう思われるか?気になる

この対応をすれば、相手からどう思われるだろうか?

「うーん、だめかなぁ、、、
じゃあ、こっちはどうだろう?」
・・・などと、いろいろ考えしまうと、どんどん迷ってしまって答えられなくなる!


そのような状況になったことはありませんか?

すぐに返事ができずに困る」
または、とっさに「はい」と答えてから、後で「あれでよかったのかな?」
・・と、返事してしまってから悩むなども同様です。

人は一日で自分への質問を3万回以上していると言われています。

リフレッシュJOY五十嵐

「自分への質問」「内なる自分への対話」の中に、
「自分じゃない相手」が混ざっていませんか?

自分の中で質問をしているのに、「自分の基準ではないもの」が混ざっていれば、疲れるのは当然ですよ。

「自分ではない人の答え」はわからないものですよね。

だって、自分ではないから・・。

わからないんです!


まずは、自分の中で対話する際、「他人からの評価」という基準に気付いて、やめていきましょう。

2.相手の言葉を素直に信じられない

たとえば、あなたから申し出をして、相手に「けっこうです」「お気遣いなく」・・
と言われた場合を考えてみましょう。

あなたはこのように考える癖がありませんか?

「ここで素直に引き下がっていいものか?」
「本当は私、もっと粘ったほうが良かったのかな?」

そんなふうに、相手の言葉の裏が気になって、後々まで考え続けてしまう、、など。
相手の言葉の裏の、そのまた裏?
そんなことを考えていたらキリがなくて、決められませんよね。
それだと、人の言葉を信じられなくなっちゃいますね。

日本人だから忖度も大切ですが、忖度しすぎて自分が疲弊すぎては意味がありません。

3.他人の誘いや約束に「ノー」」と言えない性格

あなたは相手からの申し入れを断ることが苦手ですか?

苦手だから、とりあえず「はい」や「イエス」で答えておこう。
「お断りするのって、申し訳ない感じがする・・・


「イエス」ということが癖になっていて、とっさに肯定的な返事をしてしまう。

自分の気持ちは、後回し。
後でゆっくり考えよう。
無意識に「自分を後回し」にしてしまう・・・。

反射的に「はい」と答えてしまう。
その習性は幼少期の経験が関係しているかもしれません。

実際、大人になった今では、自分の気持ちを優先してもいいのです。

それなのに、幼少期に大人に意見を押し切られることに慣れてしまうと、つい「はい」「いいですよ」と答えてしまうようになります。

「結構です」「今回、やめときます」って答えても、まずいことにはならない!
そういう、新しい成功経験を積み重ねていきましょう。

4.相手の欠点ばかりが気になる

他人の短所、欠点、いやなところが目に入ってしまうタイプですか?
誰かの悪口・短所を、また別の人に伝えることでストレスを発散している。

日々、そうして過ごしていると、自分自身のことも同じようになります。
(自分の長所より短所・欠点・できないことが目につくようになってしまう)

これは、他人の悪口を聞くことになる相手にもストレスを与えています。
まずは、他人の悪口を言わないように改善していきましょう!

「なぜ、他人の短所や悪口を会話の糸口にしてしまうのでしょう?」
他人との会話の内容をどのように変えていけばいいのか、考えていきましょう。

自己嫌悪

人間関係に疲れてしまった人への4つのアドバイス

1.「人からどう思われるか?」と考えても、正解はわからない

「他人から嫌われたくない(好かれたい)」という基準で行動しても、結局、判断するのは自分ではありません。

これに対する答えが、わからないのです。
(他人からどう思われるか?気にするあなたが他人に聞けるわけがないので)

ましてや、同じ場所に複数の人がいた場合、もっと悩ましいことでしょう。

あなたは、このように答えのない問題に常に挑み続けているんです。
これって、めちゃくちゃ疲ることだと思いませんか?

この状況から脱するための答えはただひとつ。
「他人から好かれようと思うことをやめる」です。

さて、ここで、あなたに質問があります。

自分で自分のことを好きかどうか?自分に問いかけてみてください。

あなたは、あなた自身が好きですか?

自分自身が好きでいれば、他人があなたをどう思おうと、それほど気になりません。
相手に嫌われたとしても、「へえ、そうなの?私は私のことが好きだけどね」と笑って流せるでしょう。

ただの意見の相違だと思えて、それほど気にならない、という感じになるのではないでしょうか。

他人からどう思われるか?
気になるという人は、自分との対話を意識的に増やしましょう。

自分で自分と対話をしていて、「そんなことをしている自分が嫌い」と思うポイントがあるかもしれません。そうしたら・・

そのことに気付いたら、自問自答しましょう。

「どんなふうにしたら自分のことを好きになれる?」
「どんなふうにしている自分のことが好き?」

そして、自分の答えを見つけていきましょう。

脳は、「なぜ?」「どうして?」と言われると、答えを探して活発に動き始めます。

「こんな私が好き」「こんな自分でありたいな」
そう思う自分像を探していくんです。

そして、そのイメージを持ち続けましょう。

ある程度イメージができてきたら、今度はその自分に話しかけましょう。

「あなた(理想の自分像)なら、どうする?」
「あなた(理想の自分像)なら、どう考える?」

そのイメージは、あなた自身です。
理想の自分とたくさん対話して、しっかりその人格を知りましょう。

「理想の自分像」と、仲良くなりましょう。

たくさん対話すると、相手(理想の自分)の思考が入ってきますよ~。
最初は「理想の自分像」であって自分ではなかったけど、だんだんと自分自身と一体化していきます。

リフレッシュJOY五十嵐

「理想の自分」と仲良くなって、一体化していくゲームのように考えてくださいね!

・毎日、理想の自分に話しかける。
・自分と対話するのが楽しい。
・「理想の自分」に「どうしたい?」「どう考えたらいい?」と質問する。

そうして過ごすうちに、相手(理想の自分)のマインドがあなた自身になじんでいきますよ。

「理想の自分」が思い描きにくい、という方は、「憧れの人」に置き換えてもいいですよ。

2.相手の言葉を素直に受け止める

なぜ、相手のやさしい申し出すら、素直に受け止められないのでしょう?

それは、あなた自身がそのような言動をしているからかもしれません。

あなたが「ああ、いいですよ」「私がやりますよ」と言ったとき、本音はどうでしょう?

「本当は私もやりたくないけど仕方ないわ」
「本当はあなたにやってほしいけど、嫌われたくないし」

「嫌われたくないので私がやります」そんな本音が潜んでいませんか?
そのような考え方が、相手の親切な言葉を受け止められない理由なのかもしれません。

逆に、自分が裏表のない発言をしていたらどうでしょう?

「ああ、ここはもういいですよ」
と言われたら、

「そうですか、ありがとうございます」
と素直に相手の好意として受け止める。

そして、その後は気にすることもなく、忘れて過ごすことができますね。

相手の善意・好意、いい申し出は素直に受け止めましょう!

相手の言葉が信用できなくて裏を読んでしまう場合は、自分の内面を振り返りましょう

その直後には気づかなくて、後で振り返ってもいいですよ。
状況を冷静に整理して、次への反省・改善点を把握できればOKです!

ゲームのように楽しみましょう。
「次は素直に相手の好意を信じて行動してみよう」
そんな感じです。

深刻に捉えず、自分を嫌いになることないですよ。
ただ、次の機会を待ちましょう!

3.相手に「ノー」と言っても、あなたが恐れていることは起こりません

誰かからのお誘いがあったときに「ノー」と言えない理由は何でしょう?

あなた

「断ったら嫌われるかも?と不安だから」
「仲間はずれにされるかもしれない」
「悪口を言われるかもしれない」
「話題についていけなくなるのが怖い」

実はこれ、あなたの未来への不安が起こさせた妄想やイメージですね。

人それぞれ、事情があるし、参加したくないときは、本来は断ってもいいはずですよね。
実際に、不参加の人もいるのではないでしょうか。

とっさに断れないあなたの心の中に潜んでいるのはどんな思いでしょうか。

「もし断ったら、私はどんな目に合うのかな?」

イメージしてみてください。
「その先のイメージになりたくない」だから避けるわけですよね。

過去の経験や、親から言われてきたことなどが影響しているのかもしれません。
自分の中に出ているイメージを深めて、把握しましょう。

「いいえ(ノー)」と言えないあなたはこんな経験がないですか?

厳しい親に育てられた。
大人に反抗・反論しても理論的に勝ち目がない。
言い負かされて、気分が悪い。
だから、「とりあえず言うことを聞いておけばいいや」と思って反抗せず生きてきた。

世代差や環境によって差があるかもしれませんが、そんな経験ありませんか?

私達はもう大人で、環境も立場も変わっていますよね。

しっかりと自分の意思を伝えることは、「あなたがあなた自身を大切にする」という行為です。
あなた自身の意思を尊重しましょう。

気が乗らないとき。
断りたいなぁ。。というとき。
うまくできそうにないなぁ、、という内容のとき。

そういう場合は、その思いをそのまま相手に伝えましょう。

もちろん、「行きたくない」をそのまま伝えない方がいいですよね。
その場合は、断り方を選べば大丈夫ですよ。
言葉と、申し訳ない、という態度で言ってみましょう。

「今回はちょっと、家の都合があるので」
「その日は予定が入っているので・・」

など、他の方が断っている内容からも学んで、「断るふさわしい理由」を見つけましょう!
自分の中で準備しておくと安心ですよ。

「断る」「ノーと返事する」は悪いことではない

断る際に、相手に心遣いさえできれば、「ノー」を伝えても大丈夫ですよ。

何事も練習、ゲームだと思ってやってみましょう。
お誘いや、仕事を頼まれたなどの状況が来たら、チャンスです!
ぜひトライしてくださいね。

4.自分も含めて、「長所」を見るようにしましょう

最後に、「人の悪口」や「できないこと」などを他人に話す癖がある方のケースです。

誰にでも、「不得意なこと、苦手なこと、できないこと」はあるものです。
あなたが気になることや気が回ることでも、あなたと同じようにできない人もいますね。

それは相手の欠点と言えるかもしれません。
誰にでも欠点や苦手なことはあるものです。
自分の欠点や苦手なことを、悪口やストレス解消に使われいたらどう思いますか?

それはただの癖や習慣と言えるかもしれません。

あなたも誰かのそのような愚痴を聞いてきたのかもしれません。

相手の悪口を言ってしまう人の改善方法

誰にでも欠点はあり、同時に長所や美点はあるものです。
もし、あなたがつい他人の「足りないところ」に目が行く癖があるのなら・・・。
次のようにやってみてください。

相手の短所に気付いて、気持ちがイラッとしたりした。
まず、そのことに気づきましょう。

そして、すぐに「相手の長所」を探しましょう。

その人の素敵なところ。
その人の性格のやさしいところ、
過去の良い行い。

まったく思いつかないですか?
何か、1つでもいいので、探しましょう!
人には必ず長所があります。
よっぽど毛嫌いしている相手じゃない限り、長所や美点が思い浮かぶことでしょう。

相手の欠点が気になるというのは、ただの「あなたの癖」です

「癖」は、直せばいいんです!その方法は、
「ただ、気付いて改善していくだけ」です!

癖を直す方法は、万物共通です!
貧乏ゆすりを直すときと同じですよ~!

・ユサユサと体を揺すっていたら、自分で気づく(または指摘してもらう)。
・気付いたら、体を揺するのをやめる。
・改善するまで何度でも、これを繰り返す。
・「気づく(指摘される)」「やめる」を繰り返しましょう。

貧乏ゆすりとは違う大きなポイントがあります。
「見た目ではわからないので他人から指摘してもらえない」です。

・相手の短所に気付いた。
・イラッとする。
・誰かに愚痴りたくなる。
・誰かに愚痴りたくなっている自分に気づく。
・相手の長所・美点を頭の中で探してみる。
・できれば複数の長所・美点を探す。

この癖が改善すれば、あなたの「思考の癖」にも変化があらわれることでしょう。


この癖が改善して、すっかり新しい癖が身についたときには、あなたは、楽しい話題、他人を褒める明るい人柄が根付いていくことでしょう!

人間関係に疲れてしまった人におすすめの本

1.エスター・ヒックス著「サラとソロモン」

サラとソロモン
引用:Amazon.co.jp

サラは、どちらかというと後ろ向きなメンタルの持ち主。
うまくいかないことが多く、友達にも意地悪をされて悩んでいます。
サラは不平不満が募る日々を過ごしていました。

そんなサラが、ある日、不思議なふくろうと出会いました。

ふくろうの名前はソロモンと言って、彼は言葉を話すふくろうだったのです。
サラにとって、ソロモンの話はわかりやすく、日々実践して過ごすようになりました。

毎日、ソロモンとの会話を思い出しながら過ごしていたサラは、いつのまにか家族とも周囲の人とも上手に接することができるようになっていきました。

ソロモンは言います。
「毎日を味わい、愛でること。それが願いを実現する方法だよ。」

やさしい言葉で書かれた、少女の日常や心の変化。
あなたもサラと一緒に、ソロモンの話を聞いてみましょう。
疑問に思ったことは、次にサラがソロモンに会ったときに、聞いていますよ。

サラと一緒に。
今、元気のないあなたも。
いつか、ソロモンの言葉が思い出され、「ああ、そういうことか!」と理解できるタイミングが来るかもしれません。

2.スペンサー・ジョンソン著「チーズはどこへ消えた?」

チーズはどこへ消えた?
引用:Amazon.co.jp

この本は、あなたの人生のどの時期に読むか?によって受け止め方が変わる本です。
上記の「サラとソロモン」同様、何度でも読み直したい本の1冊です。

私達は、今あるものが「当たり前」だと思って生きている。

物語に出てくるネズミ2匹と小人2人がチーズを巡って起こること。
そして、この2組が、同じ出来事に対して、別の方法で向き合い、行動していきます。
あなたは、ネズミ派?コビト派?

今、あなたが手にしているもの。それはあって当たり前のものですか?

それらが急に手元からなくなったら、どうしますか?
チーズが大量に目の前にあることは、彼らに幸せなことだったのでしょうか?
そして、そのチーズがなくなってしまったことは、不幸なことだったのでしょうか?

今、あなたの目の前にある問題と、この物語で小人とネズミが立ち向かうことは、まったく別ものですか?
そう見えるかもしれません。
でも、あなたが日常を無事に切り抜けられなかったらどうしよう?

そう思うのは「恐怖」に感じるからではないでしょうか?

おいしいチーズがなくなったら?
そして、どこを探しても見つからなかったらどうしましょう?
そう感じる「恐怖」と、私達の日常は、似ているところはないでしょうか。

この本では、「恐怖」に対してどう対処するか?
それが私達の反応や行動に影響してくることがわかります。
言葉でいうと単純ですが、いつ読んでも学びになる内容の本です。

もし未読の方は、ぜひ読んでみてくださいね。
元気がでますよー!

最後に

いかがでしたか?
この記事は、「人間関係で疲れない方法」というテーマで書いてきました。

マインドが大きく変化する事態って、小さな努力の積み重ねをしていると、起こります。

その目標(ゴール)に到達すれば、「周りのことを気にしない人」になれますよ!

他人から嫌われたくない。
他人からいい人だと思われたい。

他人の言うことを信じられない。
他人の意見にノーと言えない。
他人の欠点が気になってしまってイライラする。

ここから開放されたときのあなたは、どんな人でしょう?

「あなたが自分を100%受け入れて、自分自身を愛している」
それって、こういうことです。

誰かに悪口を言われても、私は私が好きだ。
今日は私は私自身の思いに忠実に生きるために、今日は私一人で過ごそう(誘いを断ろう)。

ただ、穏やかに行動すればいい。
そう思えるようになっているのではないでしょうか?

ただ、いきなりゴールを目指すのはしんどい思うので、段階的にご説明をさせていただきました。

「溢れんばかりの自己愛」をもつあなたへ。
うっかり者でも、愛される。
あなたは、もし失敗しても、またチャレンジできる安心で穏やかな世界に生きている。
私達の生きている世界は、そんなにダークでも、生きづらい世界でもない。
そう感じられる、あなたへ。

一緒に歩んでいきましょう!

お読みいただき、ありがとうございました。

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