あなたは自分のことを「涙もろい人間だ」と思いますか?
感受性や共感性が強い方だけではなく「涙がコントロールできない」という場合は、「体からのサイン」かもしれません。
涙が突然溢れ出て、止めることができず号泣してしまった。恥ずかしい。
泣くことをコントロールできないのはなにかの病気だろうか?
どうして泣いてしまうのか、自分でもわからない。
そんなお悩みのある方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。
涙が止まらない。考えられる病気は?
「涙が止まらない」というとき、もしかしたらこんな不調が潜んでいるかもしれません。
- うつ的な状態のとき。または、うつ病の初期
気分が落ち込んでしまう。
落ち込みの状態が重症である、長期に渡って感情がコントロールできないという状態。
自分の価値がわからなくなってしまう。 - 自律神経の失調
涙を流す司令を出しているのは、脳です。
脳が疲れていたり不調を起こしていると、イライラしたり悲しくなったり、、。
感情が乱れて涙が止まらなくなることもあります。 - 更年期やホルモンバランスの乱れ
涙を出す司令の部分は、ホルモンバランスとも深い関係があります。
ちょっとしたことでも大泣きしてしまう。
イライラしてしまう。
自分でもびっくりしてしまうかもしれません。 - PTSD(心的外傷後ストレス障害)
過去の経験で、強い精神的苦痛を感じたりすると起こります。
無意識のうちに似た状況をフラッシュバック(追体験)して、その辛さから涙が止まらなくなるかもしれません。 - 不安障害
出来事、物事に過度な不安を感じるという障害です。
人と話ができなくなる、パニック障害などが起こるかもしれません。
泣くとスッキリする理由
泣くとスッキリすると思いませんか?
泣いた後、ぐっすり眠れた。
そんな経験、したことはないでしょうか。
「泣く子は育つ」と言いますが、泣くことって、心身に良いことなんですよ。
あなたの涙が止まらないのも、体が心身を回復させようとしている証拠なのかもしれません。
【涙を流すと免疫力がアップする理由】
涙を流すことで、脳はリラックスした状態である副交感神経が優位になります。
日常で身体を動かしたり緊張したりする際には交感神経が働きますが、副交感神経は寝ている時やリラックスしている時、体力を回復する際に活動します。
目が覚めている時には交感神経が優位です。
ですが、泣くと、副交感神経が優位になります。
つまり、リラックスしているとき(くつろぐ、眠るとき)と同じ状態に切り替わるのです。
その結果、脳が癒され、精神的なストレスが解消されていきます。
涙は、ストレス解消の証です。
前向きに考えてくださいね。
体からのサイン。
しっかり聞いてみましょう。
涙が止まらないのは、あなたの体が「回復したい」と願っている証拠!
大丈夫ですよ。
体も心も、自分で回復していく力を持っているんです(自然治癒力といいます)。
考えられる原因
涙が止まらなくなる理由はさまざまです。
以下によく見られる理由をいくつか挙げてみますが、個人の状況や感情によってさまざまな要因が組み合わさることもありますので、一概には言えません。
- 強い感情の処理のため
悲しい、喜び、感動、怒り、恐れなど・・
度を越した強い感情を処理するために涙が出る。 - ストレスなど
過度のストレスで感情がコントロールできない場合など。
ホルモンの影響もあるかもしれません。 - 身体的な原因
アレルギー反応や目の疾患の場合など。 - ホルモンバランスの乱れなどによるもの
ホルモンの変動によるもの。
女性の生理周期や妊娠、更年期などの場合もあります。 - 薬物の影響
薬物を服用することにより、副作用で涙が止まらなくなることもあります。 - 社会的な要因
人前での緊張や恥ずかしさ、感動的な映画や音楽に触れるなどにより、涙を誘発されることも。 - 病気や心の問題(「考えられる病気」の項目を参照)
涙が止まらなくなる理由はたくさんあります。
涙を流すこと自体は感情の表出や心のケアに役立つこともあります。
あなたは、たくさんの人が周りにいるのに「寂しい」と感じることはありませんか?
あなた自身の「感覚」は、対人関係・コミュニケーションの取り方とも関係があります。
長期間にわたって涙が止まらない場合や心配な症状がある場合は、医師や専門家に相談することをおすすめします。
なんとなくモヤモヤと悩んでいる。
でも、それが何なのか?わからない。
どうしたらモヤモヤを解消できるのか?ずっとできなくて悩んでいる。
悩み続けると、ますます孤独感が増えてしまいますよね。
そういう心の状態が、対人関係やコミュニケーションの取り方に影響していきます。
悩みと現象が絡み合って、ずっとループしていている状態になりがちです。
・不安を感じる。
・自信がない。
・人がたくさんいる中にいても、自分の中の孤独感が取れない。
・自分に価値があると思えない。
・友達が欲しいのに相手との距離感がわからず、うまくいかないと感じる。
モヤモヤとした思いや悩みを抱えて毎日を過ごす。
日によって落ち込みの度合いが違うものの、なかなか浮上できなかったりするのではないでしょうか。
抱えているモヤモヤを解消するにはどうしたらよいのでしょうか?
「涙が止まらない」を解消するためには?
急に涙が溢れて止まらなくなる、、
これって困りますよね。
抑えることもできない、恥ずかしい。
でも、涙が止まらない。
涙が止まらなくなってしまった場合の対処法
涙が止まらなくなってしまったら・・・いったん場所を変えましょう。
落涙をコントロールができない場合は「場所を変える」ことが大事です。
・いったん、その場の空気から離れる。
・人気(ひとけ)の少ないところに行く。
場所を変えて、できれば座りましょう。
そして、呼吸を整えます。
お手洗い(個室)に入るのも良いですね。
気持ちを落ち着けて、呼吸を整えましょう。
涙が止まらなくなってしまった場合は、とりあえずその時間をやり過ごすしかないです。
しっかりと状況を「知る」ための具体的な方法
気持ちが落ち着いたら、後でその状況を振り返りましょう。
自分の中で何が起こったのか?深く洞察するのです。
そうすることで、今後、同じことが起こることを防ぐことができます。
どうやって深く洞察するのでしょうか?
その方法をお伝えします。
状況や気持ちを書き出す
以下のことを思い出してみてください。
- 涙が出たのは、どんな話をしていたときでしたか?
- どんな状況でしたか?
- 誰と、どんな会話をしていましたか?
- どんなイメージが頭をよぎったの?
自分に対して自分で質問をしていく感じです。
1.思い出せる限りのことを、ノートに記していきましょう。
上記の質問と答えを、スマホやPCではなく、自筆で記してください。
最初はひたすらランダムに書く。
思いを巡らせながら、走り書きをしていきましょう。
自分の書いた走り書きを見ていると、心の中が整理されていく感じになると思います。
2.次に、書いた内容をもう一度整理していきます。
「書いたら終わり」ではありません。
・・・走り書きを見ながら、自分で掘り下げましょう。
- 「どうして、そう感じたんだろう?」
- 「何故その会話の流れになったのかな?」
- 「何がきっかけだっただろう?」
- 「私が気になったフレーズが何かあっただろうか?」
自分に何度も質問を重ねているイメージで続けてみてください。
「自分で自分に質問をするって、やりにくい」と思う方がいるかもしれません。
最初は戸惑ってペンが進まないかもしれません。
その場合はそのこと自体も、ノートに書きましょう!
ただひたすら、思い浮かんだことを「紙に書く」という練習をすればいいんです。
例:「何を書けばいいのかさっぱりわからん」など。
「心の声を自分で手書きする練習」だと思ってください。
さあ、そして・・。
その視覚化した文字を、見返してみてください。
なにか思いつくこと、ありませんか?
また別のことを思い出すかもしれません。
それも書き足していきましょう!
そう、、すべてを書きなぐるんです^^
そうしているうちに、自分の置かれた状況が客観視できるようになっていきますよ。
なにかに気づいたりするかもしれません。
\他のお悩みでお悩みの方は、以下の記事も参考に/
誰かに聞いてもらう
紙に書き出すワークは一人でできることです。
ただ、一人なので「質問する」ことも自作自演でやらないといけません。
最初はそれが少し変な感じで、うまくできないかもしれません。
まずは誰かに相談してみるのもよいですよ。
聞いてくれそうな人、心配してくれている人に、聞いてもらいましょう。
話しながら、頭の中を整理していけるかもしれません。
本格的に解決する方法
今までは、自分自身で何とか解決する方法をご紹介してきました。
これは、少しやり続けないと身につかないかもしれません。
地道な作業なんです。
この作業が続かなかったり、難しくてやめてしまった。
そういう方は、カウンセラーに相談してみてください。
カウンセラーは、しっかり聞いてくれますよ。
お話しているうちに、あなたの心も落ち着いてくると思います。
カウンセリングもいろいろ種類があると思います。
私のカウンセリングでは、実際に「その原因となる記憶」「関連のある出来事」などを一緒に探して改善していきます。
まとめ
いかがでしたか?
「涙が出る」「泣いてしまう」「涙もろい」
恥ずかしいかもしれませんが、自然なことでもありますね。
映画やドラマを見て涙が出たら、「アー感動した~スッキリしたわ~」ってなりますね。
ストーリーの中の人物に共感し、感情が動く。
そういう追体験をするから、感動して涙が出たりするんですよね。
それもストレス解消の一つです。
このお悩みを自分で解決したい場合は、自分で自分の内面を俯瞰していく作業をしてみることをおすすめします。
今回、ご紹介したのは「ノートに実際に思いついたことを書き出していく」
ということでした。
自分の中でこのやり方を定着させていくと、ノートを見ながら気付けることが増えていきますよ。
ぜひやってみてくださいね。
「泣きすぎてつらい」という状態で、自分でやってみることもできない、、という方は当店のカウンセリングもご利用くださいね。
ご紹介した、「自分で状況を理解するためのワーク」は、落ち着いてからやってみると良いですよ。
あなたのお悩みが解決に向かいますように。