あなたは完璧主義ですか?
目標や基準が高く、最善を尽くしたい。その気持は大切ですよね。

でも、そう思うからこそ、同時にしんどく感じることが多いかもしれません。
今回は「完璧主義の女性の特徴」についてご説明いたします。
完璧主義な女性の特徴とは?

まず最初に、完璧主義の女性の特徴について、下記の項目でご説明します。
- 自分に厳しすぎる女性の行動パターンとは?
- どんな場面で「完璧主義」が現れるのか?
では、詳細を説明いたします。
自分に厳しすぎる女性の行動パターン
完璧主義の女性は、自分に対して厳しい行動パターンを持っています。
- 自己評価がすごく高い。
- 自分に対して常に完璧を求める。
- 少しの失敗でも自分に対して厳しく批判する。

このように自分に厳しいと、自分に高い評価が出せるでしょうか?

うーん。達成感を感じることは難しいでしょうね。

だから自己肯定感が低くなってしまうのです。
他に、以下のようなパターンが心の中で起こりがちです。
理想が高いので、現実とのギャップを感じる。
↓
そのギャップが、自分を苦しめるようになる。
↓
自己嫌悪感やストレスが増えていく。
↓
心の中で他人と自分を比較し、自分を過小評価する。
↓
周囲の期待に答えられないと感じ、さらに自己批判をする。
このような心理面で「ネガティブなループ」になってしまいます。
完全に同じというわけではなくても、似たようなパターンになっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
どんな場面で「完璧主義」が現れるのか

いちばんわかりやすいのは、仕事の場面です。
仕事ではどのようなことが起こるでしょうか?
以下に、パターンをリストアップしてみました。
- 周りの評価を気にする。
完璧に見られたいと思ってしまう。 - 失敗を恐れる。
ミスをすることに不安を感じ、確認作業に時間をかけすぎてしまう。 - 自意識過剰で目標が高い。
高い目標を設定し、それを達成しようとする。 - 責任感が強く妥協を許さない。
細部まで完璧に仕上げようとします。 - 他人と自分を比較する。
自分の成果や能力を他人と比較して、自己評価が低くなることも。 - プライドが高い。
負けず嫌いで、自分の意見や方法に固執し、他人からの意見を受け入れにくいこともありえる。 - 周りにも完璧さを求める。
周囲にも高いレベルの完璧さを求め、ミスや不備に厳しくなることもある。 - 融通が利かない。
自分のルールに固執し、状況に応じた柔軟な対応が難しいこともある。

これはストレスや疲労が重なりそうですね・・。
家庭やプライベートの面を見てみましょう。
家族の健康面、暮らしやすさなども、完璧主義の対象となりますね。
- 住環境を整えることに心血を注ぐ。
- 「~ねばならない」という思いが強く、家事や子どもの教育などにとらわれる。

常になにかを考え、工夫し、「上を目指す」という感じです。
対人関係では、どのような特徴がでるでしょうか。
常に「他人」を意識しがちですから、「他人からの評価」が影響してきます。。
- 自分を過小評価する。
- 心の中で他人と比較することにより、自己批判が強まる。
そのため、友人やパートナーとの関係で緊張状態になりがちです。

自分で自分に「もっと」「もっと」と、要求をし続けてしまう状況です。
この思考でいると、他人から理解してもらえない「孤独感」を感じるようになってしまいますね。

他人との関係性がない場合でも、自己評価の採点が厳しいことが日常的に起こります。
小さな失敗でも、心の中で自己批判が始まってしまう。
それががきっかけで、不安になったり、うつ状態になってしまう・・。
このようなことが起こるかもしれません。
完璧主義が、自分自身の心に負担がかけていることが多いです。
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完璧主義の心理的背景

このような完璧主義になってしまったのは、幼い頃から定義づけをしてきた方も多いです。
ここでは、下記の順にご説明していきます。
- 幼少期の家庭環境とアダルトチルドレンの影響
- 「失敗が許せない」という思い込みが生まれる理由
幼少期の家庭環境とアダルトチルドレンの影響
完璧主義の女性は、幼少期の家庭環境の影響を強く受けています。
- 親からの期待や要求が過剰だった。
親が子どもに対して「常に最高の成績を取るべきだ」というプレッシャーをかけられ、子どもは自分を過度に追い込むようになる。 - 機能不全家族で育った。
家庭環境で、自分の価値の評価を他人からの承認に依存する。
「失敗は許されない」という考え方が根付いてしまう。 - 愛情不足を感じて育った。
愛情を感じられない環境で育つと、自分の存在価値を確認するために完璧さを追求するようになる。
(大人から「褒めて欲しい」だから、完璧さを求める。) - 過剰な叱責が多かった。
厳しく叱責されると、「失敗を恐れる、失敗=恐怖」と感じる。
失敗するかもしれない(初めてやること)にはチャレンジしたくない、という気持ちになる。 - 親自身が完璧主義である。
子どもは親の行動を真似します。
親が完璧であろうとすることで、子どもも完璧を目指すようになる。
そのことで、いつもがんばっていないといけない状況となる。
このように、幼少期の家庭環境とアダルトチルドレンとしての影響が重なり合い、完璧主義の女性が形成されることが多いです。
「失敗が許せない」という思い込みが生まれる理由
完璧主義の女性は、幼少期に親の過度な期待を受けて「失敗」に対して強い恐怖心があることが多いです。

例えば、学生時代に親から常に高い成績を求められたAさん。
満点以外は褒められず、小さなミスに過敏に反応されて育ちました。
結果、「失敗が許せない完璧主義」になってしまいました。
「失敗」=「無能」と考え、失敗すると、「私は失敗した。だから自分には価値がない。」と感じるのです。
失敗を自分の価値と直結させてしまいます。

「失敗してもいいや」という感覚がない。
だから、「失敗しない」ことに入念な準備を行う。
それでも失敗してしまったという場合、大きなショックを受けます。
心の葛藤、すごいですよね。
「失敗したくない。」
↓
だから、挑戦をしたくない。
↓
その反面で、「挑戦しない自分自身」のことを否定する。
このような、どうしようもない流れができてしまうんです。
「失敗を許せない」という思い込みから始まり、自己評価や行動につながっていく・・。
自己評価を見直し、失敗を成長の一部と捉える考え方に変化させることが重要です。
\こちらの記事も参考に/

自分が完璧主義かチェックしてみよう

さて、あなた自身はどうでしょうか?
完璧主義でしょうか?
もしくは部分的に完璧主義、ということもあるかもしれません。
自分が気にする程度は人によって違います。
完璧主義女性によくあるセルフチェックリスト
以下は、アダルトチルドレンの傾向を持つかどうかを確認するための「完璧主義セルフチェックリスト」です。
このリストを使って、自分自身の完璧主義の度合いを評価してみてください。
- 失敗を恐れる
失敗することに対して強い不安を感じることが多い。 - 自分に厳しい
自分に対して非常に高い基準を設定し、それに達しないと自己評価が下がる。 - 他人の評価を気にする
他人からの評価や承認が非常に重要で、それに依存している。 - 小さなミスも許せない
些細なミスでも自分を責めたり、落ち込んだりすることがある。 - 完璧でないと愛されないと思う
完璧でない自分には価値がないと感じることがある。 - 物事を始められない
完璧に計画しない限り、何かを始めることができない。 - 他人に対しても厳しい
他人にも完璧を求め、期待外れの結果に対して不満を持つことがある。 - 時間管理が厳格すぎる
時間通りに物事を進められないとストレスを感じる。 - 自己犠牲的な行動
他人の期待に応えるために、自分のニーズや感情を犠牲にすることがある。 - 感情表現が難しい
自分の感情やニーズを表現することが難しく、抑圧してしまうことが多い。
これらの多くの項目に当てはまる場合、完璧主義の傾向が強い可能性があります。
(※このリストは自己理解を深めるためのものです。必要であれば専門家への相談も検討してください。)
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完璧主義を和らげるための実践方法

次に、完璧主義を和らげるための具体的な方法をご紹介しましょう。
- 自分に優しくする「自己受容」の習慣をつける。
- 小さな成功体験を積む。
- 専門家や友人の力を借りる。
では、詳しくご説明していきますね。
自分に優しくする「自己受容」の習慣
自己受容とは、自分の欠点や弱点を認め、それを否定せずに受け入れることを指します。

自己受容を高めると、完璧主義から解放され、心の安定が得られます。
自分自身を肯定することで、過度な自己批判やプレッシャーを軽減することができます。
- 完璧主義者は、失敗や欠点を許せず、自分に厳しくなりがち。
- 自己受容が進むと「完璧でなくても大丈夫」と思えるようになり、ストレスが減少する。
これにより、日常生活での心の余裕が生まれます。

例えば、毎晩寝る前にその日の「出来たこと」を書き出してみることが効果的です。
この習慣により、自分の成長や努力を認める機会が増え、自己評価が向上します。

また、失敗を「貴重な経験」と捉えること(リフレーミング)もいいですよ!
自己受容を意識的に育てることで、完璧主義から脱却し、自分自身を大切にすることができます。
より充実した人生を送るための第一歩となるでしょう!
小さな成功体験を積む
小さな成功体験を積むと、自己効力感を高める効果が出やすいです。
成功体験を積み重ねるうちに、完璧主義から脱却し、自信を持つことができます。
「小さな成功体験」とは、どういうことでしょう?
まず「小さな成功体験」について、どんなことか考えてみましょう。

あなたの心の中には、「減点システム」が存在しませんか?
たとえば、「~ができていないなぁ」「もっと~すれば、できたはずなのになぁ」
このフレーズが浮かぶ人は、「減点システムの人」です。
できていないところを見てしまう。
そして「もっとやらなくちゃ」って考えてしまう。
このフレーズが浮かんだら、その後でもいいので、以下のように言い換えてみてください。
「ここまでできたなぁ」
「よく頑張ったなぁ」
「◯◯を経験できた、良かったなぁ」
「目を向ける場所」が違うということに気づきますでしょうか?
できていない場所の手前までは、できたんですよね。
これって、「見る場所・考え方の癖」なんですよ~。
では、この「癖」についてご説明します。

たとえば、貧乏ゆすりという「体の癖」があるように、頭の中でも「言葉や考え方の癖」があるんです!

貧乏ゆすりは、ゆすっていたら「あっ!やめなくちゃ」ってなりますよね。
「気づく→やめる」を繰り返して、貧乏ゆすりをやめていくことができます。

では、次に、頭の中で「癖」が起こる。
↓
そのことに気づく。
「減点システムになっている!」
↓
「できているところを見る」
これを繰り返していきましょう。
あきらめなくても、大丈夫。

「これだけしかできなかった」
それは、
「ここまでは、できたね!」
そういうことと同じです。
「できたこと」を数えることに慣れると、自分自身への信頼感が深まりますよ。
【実体験】毎晩酔って父が母にDVをする家庭で育ち、
アダルトチルドレンの自分が人生と向き合っていく話
私(五十嵐)は、割と壮絶な人生を送ってきました。
私がアダルトチルドレンを克服するまで
全て実話を赤裸々に書いてますので、一度見てみてください。

専門家や友人の力を借りる
完璧主義を和らげるためには、専門家や友人の力を借りることもおすすめです。
自分の悩みを友だちに話してみましょう。

「同じ状況だったら(あなたは)どう感じますか?」
自分の状況を話して、そのように聞いてみるのも良いですよ。
友人答えは、自分と同じような感覚でしょうか?
例えば、友人は「あなたほどは気にならないよ」と返されるかもしれません。
聞いてみた相手の意見を参考にしてみましょう。

人にはそれぞれ価値観があり、経験が違います。
それに伴って、「物事に対する受け止め方」も違うでしょう。
他人に話すという機会をもつことで、自分を客観視できることもありますよ。
相手がカウンセラーの場合は、話しながら自分の「思考の歪み」に気付くかもしれません。
カウンセリングでは、以下のようなケースがあります。

失敗したら何が起こる?
「失敗したら起こるだろう」と感じていることはなにか?
このことをカウンセラーと話していくうちに、気づくタイミングと出会うことでしょう。

失敗しても、恐れていたようなことは起こらないのか!
それ以上に、自分の(プラスの)経験になるなぁ、と感じるようになった。
このように、他人や専門家の力を借りることも大切な要因となるでしょう。
まずは初回1,000円のカウンセリング
その悩み、1人で抱え込まずに、話してみてください。
元アダルトチルドレンがあなたの話を聞きます。
心のモヤが晴れるようになりますよ。

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女性の完璧主義についてよくある質問

女性の完璧主義について、疑問に感じることを深めていきましょう。
- 治すことができるか?
- 完璧主義は、悪いことなのか?
- 家族に対しても完璧主義を求めてしまう場合の対処法
では、ご説明していきます。
完璧主義を治すことはできる?
完璧主義を治すことは可能です。

特に、女性に多く見られる完璧主義は、
・自己評価
・社会的期待
これらのことから影響を受けることが多いです。
自己理解を深め、行動を変えていくのが理想ですね。
完璧主義は、過去の経験や環境によって形成される思考パターンです。

これは、意識的にアプローチすることで変えることができますよ。
- 加点方式で物事を考えること。
- 合格基準を設定すること。
このようなやり方を練習していきましょう。
完璧主義の方は、無意識に「減点方式」を使っている人が多いです。
- うまくできなかったことは?
- 反省するポイントは?

このように考えて物事を見ていくと、必ずなにかが見つかってしまいます・・。
「減点」よりも「加点」できることを見つけていきましょう。
そこに加えて例えば「80点以上だったらOK!」
などと、設定した点数を取れたと思ったら、それ以上、深追いしない。
このように習慣づけてみてください。
徐々に自己評価をポジティブに保つことができるようになっていきますよ。
完璧主義は悪いこと?
完璧主義が女性にとって悪いことかどうかは、状況によります。
多くの場合、精神的にしんどくなる原因となってしまいます。

女性の完璧主義は、自己評価が厳しくなり、ストレスや不安を引き起こすことが多いです。
完璧主義者は、自分の価値を成果や他人の評価に結びつけがちです。
失敗を恐れるあまり、挑戦を避けたくなることでしょう。

そうすると、自己批判が強まり、達成感を得ることが難しくなります。
仕事の状況で考えてみましょう。
・完璧を求めすぎるあまり、他人に仕事を任せられない(仕事を抱え込んでしまう)。
・完璧を求めるため、何回もチェックする(締め切りに追われる)。
このようなことが起こるのではないでしょうか。

完璧主義は女性にとって「精神的にしんどい状況」を及ぼすことが多いです。
柔軟な思考や自己受容をもつようにしていきましょう!
完璧でなくても価値があると認識することで、心の健康を保つことができますよ。
子供や夫にも完璧を求めてしまう…どうしたらいい?
自分に対してだけではなく、子どもや夫に対しても完璧を求める傾向も見られます。

そうすると、家庭内でのストレスや対立を引き起こすことがあります。
完璧主義者の女性は、周囲にも高い基準を求めがちで、その結果、家族との関係が悪化することがあります。
幼少期に、「自分の親から大きな期待や厳しい教育によって完璧主義になった」という人が多いです。
親から完璧を求められ続けてきた。
その人が親になったとき、夫や子ども、同僚などにも同様の基準を与えるようになります。
他者に対しても、「失敗は許されない」という思考が強くなり、周囲にプレッシャーを与えてしまいます。
これは「家族」「家庭内」でも起こります。
母親が子どもに対して完璧を求めた場合
- 子どもは、自分の能力を疑うようになってしまう。
- 子どもは母親(他人)の顔色を伺う。
- 子どもが自分に対して「減点システム」を使うようになる。
これでは、子どもが大人になったとき「自分の意見がわからない」「何をやっても満たされない」と感じるようになるかも知れません。
妻が夫に対して完璧な家事や育児を期待した場合
- 夫は家庭で安らぎを得られないと感じるようになる。
- 不満が生じ、家庭が円満ではなくなる(不仲になる)。
このように、完璧主義でいることで、家庭の幸せ・家庭の安らぎを自分も家族も感じられなくなってしまいます。
完璧主義を手放して、家族全員が互いに理解し合い、家庭を安らぎの場所にしましょう。
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自身の完璧主義を理解して少しずつ和らげていこう

完璧主義は、自己評価や人間関係に大きな影響を与えることがあります。

完璧主義の方は、まずは自分自身を理解し、思いを和らげていきましょう。
完璧主義って、しんどいですよね。
毎日がプレッシャーで、緊張の連続となるでしょう。
そんなしんどい日々から卒業したいと思う方は、ゆっくり歩みを進めましょう(急がずに)。
自分の思考パターンを認識する。
その状態が引き起こすことはなにか?
その認識はどういうことか?
・・・このような問いかけを使って、いろんな方角から同じ物事を眺めるなどをしていきましょう。

いつしか「完璧でなくても大丈夫」と思えるようになるかもしれません。
- 日常生活の中で「今日はこれだけできれば良い」と目標を設定し、達成感を味わう。
- 家族や友人とのコミュニケーションを大切にし、より柔軟な関係を築く。
このように、完璧主義を少しずつ和らげることで、心の余裕が生まれるでしょう。

より豊かな人間関係や生活を実感していただきたいです。
自分に優しく接しながら、新たな視点で日々を楽しんでいきましょう。